九頭竜川の源流に伝わる伝説を守る保存顕彰会。
和泉地区には、昔から伝わっている(義平公と青葉の笛)伝説があります。
「今から800年前のことです・・・・・・。平治の乱に敗れた(源義平)が穴馬の里(現大野市和泉地区に落ち延びて来ました。敗残の将(義平)を暖かくかくまったのが村の(朝日助佐衛門)でした。その時に残していった笛が、800年余り経った今でも、朝日家に家宝として残っています。
又、村に伝わる民謡(穴馬音頭)の中に(質調衣)と云う歌があり、その中にもこの話が唄い踊り継がれています・・・・・。
あくまでも伝説ではありますが、地区に伝わる大切な歴史財産として、守り伝えていくために、平成元年に「青葉の笛保存顕彰会」を結成しました。現在、20名のメンバーが「笛づくり」「笛の演奏」「青葉の笛のイベント開催」を3つの柱として活動をしています。実際の「青葉の笛」は龍笛ですが、横笛であるということで篠笛を中心に活動しています。笛づくりでは、和泉小学校の3年生以上の児童が毎年笛づくりを体験し、手作りの「MYしの笛」を持っています。 さらに演奏教室を年度の初めに10回程度開催し、子供達は伝説の学習と共に、実際に笛を作り、演奏するという活動をしています。顕彰会ではこれらの活動を応援しています。日頃の活動の発表する場として、春の「新緑まつり」夏の「七夕のつどい」秋の「フォーラム青葉の笛」「紅葉まつり」があります。