白竜神社

 神の使いか、白ヘビを祀る神社。

 下山に百年ほど前から二匹の小さい白ヘビがいる。若い衆が、小さいヘビだと思っていじめたところ、それから二ヶ月間病名もわからぬ悪病にとりつかれ苦しんだ。
 それ以来、そのヘビを白竜神と呼んで大切にし、昭和四十二年に白竜神社をつくって、これを祭った。大水が出ると、酒とするめを川に流して白竜神を祭る。
 神社は、下山地区の九頭竜川対岸の岩山にある。
       ふるさと和泉「伝説と民話」