荒島岳(下山コース)

日本百名山、荒島岳への和泉地区からの登山コース。

 大野市下山地区を登山口とするため、「下山コース」と称します。このコースは鎖場の多い上級コースとされていますので、登山にあたっては十分、注意願います。以下、荒島岳および下山コースについて簡単にご紹介します。
 福井県内、唯一日本百名山に選ばれた荒島岳(あらしまだけ:標高1,523.5m)は、奥越高原県立自然公園のほぼ中央、大野盆地の南東に位置し「大野富士」とも呼ばれる名峰です。この山は泰澄大師によって開かれたと言われ、古くから信仰の山として崇められています。独立峰のため展望がよく、北アルプスまで望むことができます。また、大野市街地や勝山方面から見る美しい姿は、奥越の風景の中でも格別なものです。登山道は4コースあり、家族向きから健脚者までいろんなルートがとれ、県内外から多くの登山者が訪れます。
 現在の下山コースは、2011年10月に完成した新しいコースです。以前は途中で、まぼろしの滝と言われる「大垂の滝」を見ることができるコースでしたが、新コースはJR越美北線「越前下山駅」すぐ近くを登山口としたコースで、以前とは全く違うルートとなっています。

  「福井山歩会」発行の「登ってみねの福井の山 VOL.7」に2011年10月、新下山コースが完成した直後の登山記録が掲載されています。